安倍総理は国会で行う答弁について、「私は内閣を代表して政府が出している法律案や予算案について述べなければいけない」と説明した上で、自民党の憲法改正草案については「論評はできるが答える義務はない」と述べ、改めて国会の憲法審査会で各党が議論を進めることに期待感を示しました。   これに対し、民進党の山尾議員は、「一国の総理に憲法改正についてどう考えているか聞かせてもらいたいと思っても、総理の気分次第ということか」と強く反発。その上で、総理や国務大臣の国会への出席義務などを定めた憲法63条について、自民党の改正草案では「答弁拒否どころか出席拒否までできることになっている」と指摘し、「こんな改正草案が通ったら立法府の役割を果たせなくなる。国民主権という普遍の原理に反する改憲案だ」と批判しました。 民進党の蓮舫代表が就任して、まもなく1カ月となる。初めての女性党首として、政権交代の受け皿となる野党第1党を目指す方針を示したが、果たして、民進党は変わったのか。「浪速の爆弾男」の異名を持つ、日本維新の会の足立康史政調副会長に、野党サイドから見る「蓮舫民進党」について聞いた。   「蓮舫氏は代表選で『批判から提案で臨みたい』とか、共産党との選挙協力にも抑制的なことを言っていた。私は『難しいのでは』と半分思いながらも、『ひょっとしたら、面白い展開になるかもしれない』と興味深く見ていたが、やっぱりアカンかった」   これまで民進党を“超辛口”で問題視してきた足立氏だが、実は「国益のため」に民進党の変化に期待を寄せていたという。だが、淡い期待はすぐに裏切られた。   臨時国会で、民進党は「批判から提案」に路線転換したはずだが、足立氏は「(国会での論戦を聞く限り)どうやったら、政府・与党の足を引っ張れるか」に重点が置かれていると分析する。   民進党は8日の全国幹事会で、次期衆院選でも共産党などと候補者を一本化する方針を確認した。綱領に「日米安保の廃棄」「自衛隊の解消」を掲げる共産党との「民共路線」の継続である。